特定技能の管轄について
2023/12/15
特定技能の管轄機関は、出入国在留管理庁です。
出入国在留管理庁は法務省の外局として、外国人の出入国や在留に関する事務を担当しています。
では、出入国在留管理庁とは具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。
出入国在留管理庁の役割
出入国管理
出入国管理とは、外国人の入国や出国に関する手続きや審査を行うことです。
具体的には、以下のことが行われます。
・入国審査
外国人が日本に入国する際にパスポートやビザなどの書類を確認し、在留資格や在留期間を決定します。
・出国審査
外国人が日本から出国する際にパスポートなどの書類を確認し、在留期間内に出国しているかどうかを確認します。
・不法滞在者等への措置
在留資格や在留期間を超えて日本に滞在している外国人に対して、退去強制令や送還命令などの措置を取ります。
在留管理
在留管理とは、外国人の在留資格や在留期間に関する手続きや審査を行うことです。
具体的には、以下のことが行われます。
・在留資格変更許可
外国人が日本で行う活動内容が変わった場合に、新しい在留資格を取得するための手続きを行います。
・在留期間更新許可
外国人が日本で引き続き同じ活動を行う場合に、在留期間を延長するための手続きを行います。
・在留カード交付・更新
外国人が日本で滞在する際に、必要な身分証明書である在留カードを交付します。
また、在留カードの有効期限が切れた場合に更新手続きを行います。
外国人材の受け入れ
日本の企業や団体が外国人の知識や技能を活用し、経済や社会の発展に貢献できるよう外国人材の受け入れを行っています。
実際に特定技能の創設や外国人との共生社会の実現に向けたロードマップの作成なども外国人材の受け入れに貢献しています。
まとめ
特定技能の管轄機関は、出入国在留管理庁です。
出入国在留管理庁では、出入国管理・在留管理・外国人材の受け入れなどを行っています。
つまり外国人が日本で生活していくための手続き等は、出入国在留管理庁によって担われています。